愛北広域事務組合は、し尿処理業務(愛北クリーンセンター)と火葬業務(尾張北部聖苑)を行う一部事務組合で、平成11年4月1日に愛北衛生処理組合・尾張北部聖苑組合・尾北広域事務組合を統合し、発足しました。
当組合は、愛知県北西部に位置する、犬山市、江南市、岩倉市、丹羽郡大口町及び扶桑町の3市2町で構成されています。管内は、名古屋市の北約10~30km圏にあり、名古屋市のベットタウンとして発展してきました。愛北クリーンセンターは、管内南西部の岩倉市五条川沿いにあり、尾張北部聖苑は、管内北部の犬山市国道41号線沿いにあります。
地形的には犬山市東部の丘陵地を除き、そのほとんどが木曽川の形成した扇状地に広がる平坦な土地で、濃尾平野のほぼ中央に位置し、岐阜県と県境の接する北部には木曽川が流れ、西部は一宮市、南部は小牧市及び北名古屋市に接しています。また、管内の中央を北から南に五条川が流れ、緑豊かな自然に育まれた地域であります。気候は、1年を通して比較的温暖な気候ですが、冬は西からの「伊吹おろし」と呼ばれる冷たい季節風が吹きつけます。
産業は、名神・東名高速道路及び中央・東海北陸自動車道のインターチェンジから近いという恵まれた地理的条件を背景に、各種企業が進出しています。
また、公共交通機関は、名古屋鉄道犬山線・小牧線や同線への地下鉄の相互乗り入れによる鉄道網の整備がされており、管内住民の足として利用されています。
観光の名所旧跡は、国宝犬山城・明治村(犬山市)、曼陀羅寺の「ふじ」(江南市)、五条川の「桜」(岩倉市)、五条川に架かる裁断橋(大口町)、野鳥観察が楽しめる木曽川扶桑緑地公園(扶桑町)など数多くあります。